有川浩さんの地元・阪急今津線を舞台にした小説。
地元ですからサイン本があるわけです。
直筆。にひひ。
さて、中身を紹介するとネタばれになってよろしくないので、
地元民であることを生かして舞台を紹介しましょう。
まず、阪急今津線は、現在2線にわかれています。
といいますのも、昔は西宮北口でつながっていたのを、切り離してしまったんですね。
灰色で示した路線と、黒色で示した路線がそれぞれ独立しているんです。
で、この「阪急電車」で舞台になっているのは黒色の路線です。
各駅停車でご紹介しましょう。
宝塚駅
JR宝塚駅のお隣にあります。JRの駅なら通ったことある人は多いんじゃないでしょうか。
この駅から、今津線と宝塚線にそれぞれ電車が走ります。
2006年にJR福知山線脱線事故が起きた時には振り替え輸送に指定されて
それはもう大変な人の数でした。
駅前開発は「ソリオ1・2・3」ですが、成功したとも失敗したとも言えないような感じです。
宝塚南口駅
一番寂れてる駅(笑)
写真は後日うpで…。
駅前再開発もマンション一本であまり収益は大きくなさそうです。
一番の魅力は駅前に宝塚ホテルがあるくらいですね。
結構昔からやってるらしくて成人式とかは全部ここでやってます。
あと宝塚大劇場が近い。だから歌劇を見ようと遠方からやってきた人が泊まったりします。
逆瀬川駅
駅前開発が比較的成功した例。「アピア1・2・3」と「アピアきた」とあります。
スーパーが2つ、本屋が1つ。あとは文具屋とかいろいろ。
「アピアきた」は実質コープたからづかしかないですけど。
駅からバスが通っていて、ここから山の方に行けます。そんなところは自転車で行く気にはなれませんがね(笑)
小林駅
小ぢんまりした駅。すごく古い。
まずなんといってもお客がいない。朝と夜に会社の行き帰りする人だけ。
次に行くところがない。
これだけ。あとはとなりの駅にでも行くしかない。
仁川駅
駅を出てちょっと行くと阪神競馬場があります。競馬のある日は臨時列車が出るくらい。
関西学院に歩いて行く場合にはここで降りるほうが楽。
駅前に大きなマンションがあり、駅前開発は成功している方です。
甲東園駅
いろいろな学校に行ける駅。
私立は報徳学園・仁川学院・関西学院。
公立は県立西宮高と市立甲陵小。
このへんの土地は高いらしく、高級住宅街として知られています。
なんといっても駅がきれい。
また今度新幹線が通るのを狙って撮りに行きます。
門戸厄神駅
門戸厄神(正式には東光寺というそう)があり、年始には臨時列車を出すほどの駅ですが、
平日はさほど人気もなし。
沿線に門戸葱の畑があって田舎な風景が楽しめます。
駅を出てまっすぐ(写真手前方向に)進むと、神戸女学院にたどり着きます。
肝心の厄神さんの写真を撮るのを忘れた。
西宮北口駅
さあ、終点の西宮北口駅です。
大きな駅で、この駅一つから大阪・神戸・宝塚・今津の東西南北四方に行けるすぐれもの。
この写真では見えませんが、手前には西宮北口に止まらずに神戸線に合流する準急のための線路があります。
甲子園大学とか、甲南大学のキャンパスがあったりします。
ちなみに駅周辺は学習塾だらけです。そんな写真はいりませんよね。
―というわけで、今津線に沿って旅をしてまいりました。
これを電車で行きますと、たった13分でございますが…
興味がおありでしたら、歩いてみてはいかがでしょうか。